数学
日本数学オリンピック
Japan Mathematical Olympiad JMO
考えるまでもなく公式ウェブサイトに記述があったため、以下に引用します。
日本数学オリンピック (Japan Mathematical Olympiad:略称 JMO) は、国際数学オリンピック (IMO : International Mathematical Olympiad) へ参加する日本代表選手を選ぶため、日本国内で行う数学コンテストです。 JMO には毎年多くの高校・中(小)学生が参加しております。[1]
日本数学オリンピックは、1991年に第1回大会が開催されました[豆知識1]。第30回を越えた現在では主に冬~春にかけて開催される予選、本選、代表選考合宿(通称:春合宿)の3コンテストから成ります。
恐らく競技科学・学術オリンピック系統の大会の中では最も有名で、参加者も4611名と多く(2024予選)、本選有資格者数(2024:137名)の割に予選通過の難易度が高いことが知られています[1]。また、他の比較的有名な大会(物理・化学・生物・地学)と比べると、「メダル」を獲得できる人数が少なく、価値が非常に高くなっています。詳細は後の「受賞」の項で書きます。
結果のみを解答する問題12問
3時間
各1点、部分点なし
4,000円[注1]
成人の日(1月第2月曜日)
9月1日~10月下旬[注2]
全国の会場(年毎に若干変わるので注意)[注3]
途中の過程も解答する問題5問
4時間
各8点、1点刻みの部分点あり
0円[注5]
2月11日[注6]
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全国の会場(年毎に若干変わるので注意)[注7]
途中の過程も解答する問題12問(3問×4日)
4時間30分×4日(計18時間)
各7点、1点刻みの部分点あり
不明(招待とあるので0円かも)
3月下旬
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不明
所属学校の担当者が申し込む。具体的な募集方法は学校によるためここには記載しない。
担当者がすべき手順、および割引額等は募集要項を参照。なお、5人未満の場合は一括で申し込むことができない。個人で申し込む必要がある。
出典1の中ほどにある。
基本的に数学Iや数学Aの内容そのものや、その拡張が多い。ただし、数学IIIの複素数平面や数学Cのベクトルも役立つことはある(が、計算量が爆発しやすい)。
また、上記リンクにあるように、グラフ理論やゲーム理論の考え方を利用する問題も出題される。
予選と本選でそれぞれ賞(予選はどちらかと言うと称号的なものだが……)を得られる。原則高成績なものから順に書いている。
獲得条件 | 予選にてAランク得点以上の得点を得る |
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人数 | 200人前後。 |
物理的な賞品 | なし |
その他の特典 |
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獲得条件 | 予選にてBランク得点以上の得点を得る[注1]、かつ自分が属する地区分けに属する参加者のうち、上位約1割である[注2] |
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人数 | 400~600人程度。かなり変動する。 |
物理的な賞品 |
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その他の特典 | なし |
注釈 |
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獲得条件 | 本選で1位になる |
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人数 | 1人[注3] |
物理的な賞品 |
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その他の特典 | (金賞の項を参照のこと。) |
注釈 |
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獲得条件 | 本選で非常に優秀な成績を収める[注4] |
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人数 | 1~2人程度[注5] |
物理的な賞品 |
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その他の特典 |
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注釈 |
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獲得条件 | 本選で金賞に次いで非常に優秀な成績を収める |
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人数 | 1~4人程度[注5] |
物理的な賞品 |
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その他の特典 |
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獲得条件 | 本選で銀賞に次いで非常に優秀な成績を収める |
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人数 | 1~8人程度[注5] |
物理的な賞品 |
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その他の特典 |
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獲得条件 | 本選で銅賞に次いで非常に優秀な成績を収める |
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人数 | 金賞、銀賞、銅賞と合わせて20人程度。 |
物理的な賞品 |
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その他の特典 |
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